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ともどくとは

■代表からのメッセージ

初めまして。ともどく代表、東京大学医学部6年の須田と申します。
私たちともどくは、明日の医療を考えるネットワークです。
僕はもう7年間大学にお世話になっていますが、これだけ学生をやっていると「学生ってなんだろう?」という素朴な疑問が嫌でも出てきます。
そこで「大学」という儒教の代表的な書物を紐解くと、第一章に「大学之道(大学の目指すべきところは)・・・」と書いてあるではありませんか。

なかなか含蓄が深いので、書き下し文の全文を引用します。

「大学の道は、明徳を明らかにするに在り、民を親しましむるに在り、至善に止(とど)まるに在り。止まるを知りてのち定まる有り、定まりてのち能(よ)く静かに、静かにしてのち能く安く、安くしてのち能く慮(おもんばか)り、慮りてのち能く得(う)。
物に本末あり、事に終始あり、先後する所を知れば則(すなわ)ち道に近し」

出典:『大学・中庸』金谷 治 訳注 岩波文庫

つまり、大学生が学問の総仕上げとしてやることは、

1.輝かしい徳を積み、それを発揚すること。
2.みんなが仲良くできるようにすること。
3.至高の状態が何かを定め、そこに踏みとどまること。
4.ものごとの根本と末端を知り、何を先にして何を後にするのかわきまえること。

ということになります。僕はこれを読んだとき、大学生とはかくも高いレベルを要求されているのかとおののきました。でもよく考えたら、(特に国公立の)大学生は税金を使って(世間様の期待を背負って)教育を受けているわけであり、感謝の念を持って恩返しする義務があることに気づきました。
1.に関しては大学で学んだことを社会に出て生かすことで達成されるかもしれません。
しかし、3.や4.に関しては、時間の拘束が少なく、ある組織の価値観に染められていない学生のうちにすることがたくさんあるような気がします。
私は医学生なので(ともどくは医療系以外の学生もたくさんいますが)、医療について3.や4.を考え、実現していきたいと思いました。医療に特化すると、3.と4.は下記のようなとらえ方もできるでしょう。すなわち、
3.最高の医療とは何かを考え、追求し、そこに踏みとどまること。
4.最高の医療を実現するためには何が必要かを根本から末端まで整理し、10年後20年後のビジョンを持った上で今何をすべきかを考え、実行すること。
ともどくメンバーの将来の夢は、自分たちの理想とする医療を実現する「ともどくクリニック」を立ち上げることです。
学生である今からお互いのビジョンを共有し、議論を戦わせることで、将来もう一度集まったときにお互いの専門分野を生かして(もちろん医療以外の分野も生かして)、スタッフ全員が一丸となったほっと医療を実現したいのです。そしてそれが社会的に価値を持つものならば、日本全国、世界に向けて発信していきたいのです。
もちろんともどくのメンバーやOBだけでは視野が偏狭になってしまう危険がありますので、なるべく偏見を持たず、さまざまな方からアドバイスをいただき、医療を良くする可能性のあるあらゆる分野の勉強を深めていく所存です。

現在もたくさんの暖かいご指導とご支援をいただいておりますが、ともどくは成長を続けていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ともどく初代代表 東京大学医学部6年 須田万勢